【IPOセカンダリー投資】モンスターラボホールディングス(5255) 上場初日の初値予想

【IPOセカンダリー投資】モンスターラボホールディングス(5255) 上場初日の初値予想

【IPOセカンダリー投資】モンスターラボホールディングス(5255) 上場初日の初値予想

松井証券

(火)に東証グロース市場に上場する「モンスターラボホールディングス(5255)」。

「モンスターラボホールディングス(5255)」の事業内容や

上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、

初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。

IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。

この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。

モンスターラボホールディングス(5255)のIPOセカンダリー評価

事業内容 3.5
業績 1.5
公開株数 1
上場日程 2
ロックアップ 1
IPOセカンダリー評価:8/25

モンスターラボホールディングス(5255)のIPO詳細

企業名 株式会社 モンスターラボホールディングス(Monstarlab Holdings Inc.)
企業ホームページ https://monstar-lab.com/
銘柄コード 5255
市場 東証グロース
業種 情報・通信業
主幹事
  • 大和証券
引受幹事
(委託幹事含む)
BB(ブックビルディング)期間 2023年3/10(金)~3/16(木)
仮条件 660円 ~ 720円
上場日 (火)
公開価格 720円
購入申込期間 2023年3/20(月)~3/24(金)
公募株数 1,800,000株
売出し株数 3,393,800株
OA(オーバーアロットメント) 779,000株
当選株数合計 5,972,800株
想定時価総額 241.2億円
吸収金額 43億円
  • ※想定時価総額は公開価格で計算
    公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算
  • ※吸収金額は当選株数合計で計算
    公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算

モンスターラボホールディングス(5255)の主要株主とロックアップ

株主名 比率 ロックアップ
JICベンチャー・グロース・ファンド1号投資事業有限責任組合 19.37% 90日間
1.5倍
鮄川 宏樹(代表取締役) 15.64% 180日間
(株)DGベンチャーズ 6.19% 90日間
1.5倍
日本郵政キャピタル(株) 4.84% 90日間
1.5倍
(株)パソナ 3.17% 90日間
1.5倍
Nathanial Trienens 2.31% 180日間
(株)山陰合同銀行 1.82% 90日間
1.5倍
イーストベンチャーズ投資事業有限責任組合 1.59% 90日間
1.5倍
Calvin Rodney Sylvinus Hart 1.58% 180日間
鈴木 澄人 1.56% 180日間

モンスターラボホールディングス(5255)の事業内容

モンスターラボホールディングス(5255)の事業内容画像出典:モンスターラボホールディングス

モンスターラボホールディングス(5255)の主な事業内容は、

DXにかかわるデジタルコンサルティング事業およびプロダクト事業などを行っています。

モンスターラボホールディングス(5255)の事業内容画像出典:モンスターラボホールディングス/目論見書

モンスターラボホールディングスの成長市場におけるユニークなポジショニングは次の通りです。

モンスターラボホールディングスの成長市場におけるユニークなポジショニング画像出典:モンスターラボホールディングス/目論見書

モンスターラボホールディングス(5255)の今後の成長戦略は次の通りです。

モンスターラボホールディングス(5255)の今後の成長戦略画像出典:モンスターラボホールディングス/目論見書

モンスターラボホールディングス(5255)の業績

モンスターラボホールディングス(5255)の業績について。

売上は順調に伸ばしているものの、赤字が拡大しています。

モンスターラボホールディングス(5255)の業績画像出典:kabutan

第3四半期時点で売上約10,125百万円、

経常利益は△549百万円の赤字となっています。

モンスターラボホールディングス(5255)の業績(第3四半期時点)画像出典:kabutan

モンスターラボホールディングス(5255)の経営指標等の推移(単独)は次の通りです。

モンスターラボホールディングス(5255)の経営指標等の推移(単独)画像出典:モンスターラボホールディングス/目論見書

モンスターラボホールディングス(5255)の経営指標等の推移(連結)は次の通りです。

モンスターラボホールディングス(5255)の経営指標等の推移(連結)モンスターラボホールディングス(5255)の経営指標等の推移(連結)画像出典:モンスターラボホールディングス/目論見書

モンスターラボホールディングス(5255)の上場初日における好材料と悪材料

モンスターラボホールディングス(5255)のIPOセカンダリー投資を考える上で、

上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。

モンスターラボホールディングス(5255)の上場初日における好材料

DX関連事業はIPOで人気化しやすく、購入単価が低い(1,000円以下)IPOは初値が上昇しやすい傾向にあります。

モンスターラボホールディングス(5255)の上場初日における悪材料

主要な大株主(VC)のロックアップが甘く、公開価格の1.5倍でロックアップが外れます。

IPOでは赤字企業がネガティブ視される傾向があります。

この日は3社が上場予定なので、資金分散しやすく上場スケジュールもマイナス材料です。

モンスターラボホールディングス(5255)の上場初日の初値予想

モンスターラボホールディングス(5255)の

上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は以下の通りです。

【モンスターラボホールディングス(5255) 初値決定前の気配値】
公募価格 720円
気配値の上限価格 1,656円
気配値の下限価格 540円

上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。

  • 気配値の上限価格:公開価格の2.3倍
  • 気配値の下限価格:公開価格の0.75倍

好材料と悪材料を踏まえ、

上場初日の初値をざっくりと予想してみます。

多少の初値上昇(公開価格以上)は期待できそう

東証グロース市場への上場で

想定時価総額が241.2億円(仮条件の上限価格で計算)で、

吸収金額は43億円(仮条件の上限価格で計算)です。

IPOでは人気化しやすいDX関連事業ですが、公開株数が多く上場スケジュールもネックです。

モンスターラボホールディングス(5255)が上場するこの日は、「Arent(5254)」と「アクシスコンサルティング(9344)」も上場予定です。

主要な大株主(VC)のロックアップが甘く、

公開価格の1.5倍でロックアップが外れることや赤字が拡大しているを考えても、積極的には買いづらい銘柄と言えそうです。

購入単価が低い(1,000円以下)ので多少の上値余地はありそうですが、

主要な大株主(VC)のロックアップが公開価格の1.5倍で解除されるので、初値形成後は上値が重くなりそうです。

資金分散しやすい点を鑑みても、初値高騰は期待できそうにないですが、多少の上値余地はあるかもしれません。

上場初日の初値は多少の上昇(公開価格以上)は期待できると予想します。

予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。

実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。

引受価額は662.40円

初値が公募割れの場合、

シンジケートカバー取引(誠意買い)が行われ、

引受価額の662.40円あたりで寄り付く可能性があります。

シンジケートカバー取引は、オーバーアロットメントによる売出し実施時に引受証券会社が、発行会社の株主から借り受けた株式の調達・返還のために行われます。

シンジケートカバー取引は株価下落時に行われ、取引の期間は申込期間の終了日の翌日から最長30日間と定められています。

本来であれば引受証券会社は、株価が低くなればなるほど利益がでますが、引受価額付近で買い戻す傾向があることから、“誠意買い”とも呼ばれています。

シンジケートカバー取引は株価の下支え効果がありますが、オーバーアロットメントによる売出し株数が上限となっているので、効果は限定的です。

関連記事

IPO投資は資金がどれくらい必要かと考える人は多いと思います。 IPOの抽選方法などは証券会社によってさまざまですが、実は資金不要でIPOの抽選に参加できる証券会社があります。 この記事では、IPOに資金不要で参加できる証券会社[…]

IPO資金不要で抽選に参加できる証券会社3社を比較!

モンスターラボホールディングス(5255)のIPOセカンダリー投資 まとめ

モンスターラボホールディングス(5255)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。

  • 売上を順調に伸ばしているが赤字は拡大
  • IPOでは人気化しやすいDX関連事業
  • 購入単価が低い(1,000円以下)
  • 主要な大株主(VC)のロックアップが公開価格の1.5倍で解除される
  • 上場市場は東証グロース

最後まで読んでいただきありがとうございました。

関連記事

IPO投資は投資経験などに関係なく、当選すれば誰でも利益が出やすいので人気があります。 この記事ではIPO投資に限定して、主な証券会社の比較をしてみます。 比較する証券会社は次の通りです 比較対象の証券会社 S[…]

IPOにおすすめの証券会社比較ランキング
PR広告
SBI証券[旧イー・トレード証券]

IPO取扱銘柄数No.1

国内株式取引シェアNo.1、業界屈指の格安手数料No.1、問い合わせ窓口格付け・WEBサポート格付け最高評価獲得。SBI証券のアクティブプランは、取引合計額300万円まで取引手数料が無料です。
スポンサーリンク