【IPOセカンダリー投資】ナレルグループ(9163) 上場初日の初値予想

【IPOセカンダリー投資】ナレルグループ(9163) 上場初日の初値予想

【IPOセカンダリー投資】ナレルグループ(9163) 上場初日の初値予想

SBI証券[旧イー・トレード証券]

(金)に東証グロース市場に上場する「ナレルグループ(9163)」。

「ナレルグループ(9163)」の事業内容や

上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、

初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。

IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。

この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。

ナレルグループ(9163)のIPOセカンダリー評価

事業内容 2.5
業績 3.5
公開株数 1
上場日程 5
ロックアップ 3
IPOセカンダリー評価:15/25

ナレルグループ(9163)のIPO詳細

企業名 株式会社ナレルグループ(Nareru Group Inc.)
企業ホームページ https://nareru-group.co.jp/
銘柄コード 9163
市場 東証グロース
業種 サービス業
主幹事
  • 大和証券
  • みずほ証券
引受幹事
(委託幹事含む)
BB(ブックビルディング)期間 2023年7/5(水)~7/11(火)
仮条件 2,560円 〜 2,690円
上場日 (金)
公開価格 2,690円
購入申込期間 2023年7/13(木)~7/19(水)
公募株数 150,000株
売出し株数 3,331,800株
OA(オーバーアロットメント) 522,200株
当選株数合計 4,004,000株
想定時価総額 226億円
吸収金額 107.7億円
  • ※想定時価総額は公開価格で計算
    公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算
  • ※吸収金額は当選株数合計で計算
    公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算

ナレルグループ(9163)の主要株主とロックアップ

株主名 比率 ロックアップ
投資事業有限責任組合アドバンテッジパートナーズV号 39.52% 180日
(株)村松屋商店 34.02% 180日
AP Cayman Partners III, L.P. 13.52% 180日
Japan Fund V, L.P. 3.49% 180日
沓澤 広道 2.30% 180日
アドバンテッジパートナーズ投資組合80号 2.23% 180日
柴田 直樹 1.37% 180日
1.5倍
野尻 悠太 0.17% 180日
1.5倍
土谷 宣夫 0.17%
石原 正己 0.17%

ナレルグループ(9163)の事業内容

ナレルグループ(9163)の事業内容画像出典:ナレルグループ

ナレルグループ(9163)の主な事業内容は、

建設技術者派遣、ITエンジニア派遣・システムエンジニアリングサービスなどを行っています。

事業内容詳細は以下の通りです。

ナレルグループ(9163)の事業内容画像出典:ナレルグループ/目論見書

ナレルグループの特徴は次の通りです。

ナレルグループの特徴画像出典:ナレルグループ/目論見書

ナレルグループの今後の成長イメージは次の通りです。

ナレルグループの今後の成長イメージ画像出典:ナレルグループ/目論見書

ナレルグループ(9163)の業績

ナレルグループ(9163)の業績について。

ナレルグループ(9163)の業績画像出典:kabutan

売上が右肩上がりで伸びており、第2四半期時点で売上約8,299百万円、

経常利益は1,024百万円を達成しています。

ナレルグループ(9163)の業績(第2四半期時点)画像出典:kabutan

ナレルグループ(9163)の業績等の推移は次の通りです。

ナレルグループ(9163)の業績等の推移ナレルグループ(9163)の業績等の推移画像出典:ナレルグループ/目論見書

ナレルグループ(9163)の上場初日における好材料と悪材料

ナレルグループ(9163)のIPOセカンダリー投資を考える上で、

上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。

ナレルグループ(9163)の上場初日における好材料

売上が右肩上がりで伸びており業績が好調です。

ナレルグループ(9163)の上場初日における悪材料

公開株数が多く、一部株主のロックアップが1.5倍で解除されます。

ナレルグループ(9163)の上場初日の初値予想

ナレルグループ(9163)の

上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は以下の通りです。

【ナレルグループ(9163) 初値決定前の気配値】
公募価格 2,690円
気配値の上限価格 6,190円
気配値の下限価格 2,018円

上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。

  • 気配値の上限価格:公開価格の2.3倍
  • 気配値の下限価格:公開価格の0.75倍

好材料と悪材料を踏まえ、

上場初日の初値をざっくりと予想してみます。

初値は公開価格前後か

ナレルグループ(9163)
  • 上場市場:東証グロース
  • 想定時価総額:226億円
  • 吸収金額:107.7億円
  • 当選株数合計:4,004,000株

公開株数が多く、建設関連事業はIPOで不人気です。

業績は好調ですが吸収金額も大きく、初値高騰は厳しいように思います。

※同日に上場予定だった「ホロスホールディングス(5839)」が上場取り消しになったので、この日は単独の上場となり、多少の上昇は期待できるかもしれません。

予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。

実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。

引受価額は2,488.25円

初値が公募割れの場合、

シンジケートカバー取引(誠意買い)が行われ、

引受価額の2,488.25円あたりで寄り付く可能性があります。

シンジケートカバー取引は、オーバーアロットメントによる売出し実施時に引受証券会社が、発行会社の株主から借り受けた株式の調達・返還のために行われます。

シンジケートカバー取引は株価下落時に行われ、取引の期間は申込期間の終了日の翌日から最長30日間と定められています。

本来であれば引受証券会社は、株価が低くなればなるほど利益がでますが、引受価額付近で買い戻す傾向があることから、“誠意買い”とも呼ばれています。

シンジケートカバー取引は株価の下支え効果がありますが、オーバーアロットメントによる売出し株数が上限となっているので、効果は限定的です。

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ナレルグループ(9163)のIPOセカンダリー投資 まとめ

ナレルグループ(9163)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。

  • 売上が右肩上がりで伸びており業績が好調
  • 公開株数が多い
  • 一部株主のロックアップが1.5倍で解除される
  • 上場市場は東証グロース

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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