(水)に東証スタンダード市場に上場を予定している「SOLIZE(ソライズ)5871」。
「SOLIZE(5871)」の事業内容や
上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、
初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。
IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。
この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。
SOLIZE(5871)のIPOセカンダリー評価
事業内容 | 3 |
---|---|
業績 | 3.5 |
公開株数 | 3 |
上場日程 | 5 |
ロックアップ | 5 |
SOLIZE(5871)のIPO詳細
企業名 | SOLIZE株式会社(SOLIZE Corporation) |
---|---|
企業ホームページ | https://www.solize.com/ |
銘柄コード | 5871 |
市場 | 東証スタンダード |
業種 | サービス業 |
主幹事 |
|
引受幹事 (委託幹事含む) |
|
BB(ブックビルディング)期間 | 2024年1/23(火) ~ 1/30(火) |
仮条件 | 1,380円~1,470円 |
上場日 | (水) |
公開価格 | 1,470円 |
購入申込期間 | 2024年1/31(水) ~ 2/5(月) |
公募株数 | 995,200株 |
売出し株数 | 0株 |
OA(オーバーアロットメント) | 149,200株 |
当選株数合計 | 1,144,400株 |
想定時価総額 | 88.2億円 |
吸収金額 | 16.8億円 |
- ※想定時価総額は公開価格で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算 - ※吸収金額は当選株数合計で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算
SOLIZE(5871)の主要株主とロックアップ
株主名 | 比率 | ロックアップ |
---|---|---|
SOLIZE従業員持株会 | 28.80% | 180日間 |
古河 未由紀 | 17.30% | 180日間 |
篠原 敬一 | 7.56% | 180日間 |
東京中小企業投資育成(株) | 6.51% | 180日間 |
古河 摩耶 | 4.40% | 180日間 |
古河 慶純 | 4.40% | 180日間 |
古河 陽純 | 4.40% | 180日間 |
古河 真季 | 4.40% | 180日間 |
宮藤 康聡(代表取締役) | 2.34% | 180日間 |
堤 寛朗 | 1.69% | 180日間 |
SOLIZE(5871)の事業内容
画像出典:SOLIZE
SOLIZE(5871)の主な事業内容は、エンジニアの派遣・請負による設計支援、3Dプリンターによる試作/最終製品の製作、および製品開発を革新するコンサルティングを行っています。
自動車業界を中心に事業を展開しており、主要顧客は本田技研工業。
2012年には中国法人、2014年にはインド法人を設立するなど、海外にも進出しています。
SOLIZE(5871)の事業内容詳細は以下の通りです。
画像出典:SOLIZE/目論見書
SOLIZE(5871)の事業の特徴は以下の通りです。
画像出典:SOLIZE/目論見書
SOLIZE(5871)の業績
SOLIZE(5871)の業績について。
画像出典:kabutan
2023年12月期の第3四半期時点で売上14,492百万円、経常利益は433百万円を達成しています。
画像出典:kabutan
SOLIZE(5871)の主要な経営指標等の推移は次の通りです。
画像出典:SOLIZE/目論見書
SOLIZE(5871)の上場初日における好材料と悪材料
SOLIZE(5871)のIPOセカンダリー投資を考える上で、上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。
SOLIZE(5871)の上場初日における好材料
毎年最初のIPOは、ご祝儀相場的な盛り上がりになりやすい傾向があります。
主要な大株主には180日間のロックアップがかかっています。
公開株は全て公募株で売出しがないのも好印象です。
SOLIZE(5871)の上場初日における悪材料
東証グロース市場に比べると、東証スタンダード市場への上場は不人気です。
SOLIZE(5871)の上場初日の初値予想
SOLIZE(5871)の上場初日における、初値決定前の気配値の上限価格と下限価格は以下の通りです。
公募価格 | 1,470円 |
---|---|
気配値の上限価格 | 3,385円 |
気配値の下限価格 | 1,103円 |
上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。
- 気配値の上限価格:公開価格の2.3倍
- 気配値の下限価格:公開価格の0.75倍
好材料と悪材料を踏まえ、上場初日の初値をざっくりと予想してみます。
上場初日の初値は上昇(公開価格以上)が期待できそう
- 上場市場:東証スタンダード
- 想定時価総額:88.2億円
- 吸収金額:16.8億円
- 当選株数合計:1,144,400株
東証スタンダードへの上場でIPOとしては地味な印象を受けますが、この日は単独の上場で需給が絞られています。
2023年のIPO市況は選別が激しく、以前に比べてIPOの苦戦が目立っていたように思います。
2024年最初のIPOということもあり、ご祝儀相場的な盛り上がりにもなりやすいと思われます。
主要な大株主には180日間のロックアップがかかっており、初値形成後の売り圧力も低そうです。
上場初日の初値は上昇(公開価格以上)が期待できると思います。
予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。
実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。
引受価額は1,359.75円
初値が公募割れの場合、シンジケートカバー取引(誠意買い)が行われ、引受価額の1,359円あたりで寄り付く可能性があります。
SOLIZE(5871)のIPOセカンダリー投資 まとめ
SOLIZE(5871)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。
- 2024年最初のIPO
- IPOとしては地味な印象
- 公開株は全て公募株で売出しがない
- 公開価格は1,470円
- 主要な大株主には180日間のロックアップがかかっている
- 上場市場は東証スタンダード
最後まで読んでいただきありがとうございました。
IPO投資は資金がどれくらい必要かと考える人は多いと思います。 IPOの抽選方法などは証券会社によってさまざまですが、実は資金不要でIPOの抽選に参加できる証券会社があります。 この記事では、IPOに資金不要で参加できる証券会社[…]