(金)に東証スタンダード市場に上場を予定している「早稲田学習研究会(5869)」。
「早稲田学習研究会(5869)」の事業内容や
上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、
初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。
※早稲田学習研究会(5869)の上場日に関しては、発行価格決定日が変動する場合があり、それに応じて各日程も変動します。
IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。
この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。
早稲田学習研究会(5869)のIPOセカンダリー評価
事業内容 | 2.5 |
---|---|
業績 | 3 |
公開株数 | 1.5 |
上場日程 | 2.5 |
ロックアップ | 5 |
早稲田学習研究会(5869)のIPO詳細
企業名 | 株式会社早稲田学習研究会(WASEDA GAKUSHUKENKYUKAI CO.,LTD.) |
---|---|
企業ホームページ | https://www.wasedazemi.com/ |
銘柄コード | 5869 |
市場 | 東証スタンダード |
業種 | サービス業 |
主幹事 |
|
引受幹事 (委託幹事含む) |
|
BB(ブックビルディング)期間 | 2023年12/6(水) ~ 12/10(日)【最短】 ※最長で2023年12月18日(月)まで |
仮条件 | 910円 ~ 970円 |
上場日 | (金) ~ (木) ※早稲田学習研究会(5869)の上場日に関しては、発行価格決定日が変動する場合があり、それに応じて各日程も変動します。 |
公開価格 | 970円 |
購入申込期間 | 【最短】2023年12/14(木) ~ 【最長】12/25(月) |
公募株数 | 150,000株 |
売出し株数 | 3,260,600株 |
OA(オーバーアロットメント) | 511,500株 |
当選株数合計 | 3,922,100株 |
想定時価総額 | 99億円 |
吸収金額 | 38億円 |
- ※想定時価総額は公開価格で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算 - ※吸収金額は当選株数合計で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算
早稲田学習研究会(5869)の主要株主とロックアップ
株主名 | 比率 | ロックアップ |
---|---|---|
吉原 俊夫(代表取締役会長) | 54.93% | 90日間 |
(株)YMM | 45.07% | 90日間 |
早稲田学習研究会(5869)の事業内容
画像出典:早稲田学習研究会
早稲田学習研究会(5869)の主な事業内容は、小学生・中学生・高校生を対象とする学習塾事業の経営を行っています。
早稲田学習研究会(5869)の事業内容詳細は以下の通りです。
画像出典:早稲田学習研究会/目論見書
早稲田学習研究会(5869)の売上構成と期中平均生徒数は以下の通りです。
画像出典:早稲田学習研究会/目論見書
早稲田学習研究会(5869)の事業の特徴は以下の通りです。
画像出典:早稲田学習研究会/目論見書
早稲田学習研究会(5869)の業績
早稲田学習研究会(5869)の業績について。
画像出典:kabutan
2024年3月期の第2四半期時点で売上2,906百万円、経常利益は656百万円を達成しています。
画像出典:kabutan
早稲田学習研究会(5869)の主要な経営指標等の推移は次の通りです。
画像出典:早稲田学習研究会/目論見書
早稲田学習研究会(5869)の上場初日における好材料と悪材料
早稲田学習研究会(5869)のIPOセカンダリー投資を考える上で、上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。
早稲田学習研究会(5869)の上場初日における好材料
購入単価が低い(公開価格は970円)IPOは初値が上昇しやすい傾向があります。
主要な大株主には90日間のロックアップがかかっていて、配当実績があるもの好材料と言えるでしょう。
早稲田学習研究会(5869)の上場初日における悪材料
公開株数が多く需給関係が悪いです。
東証グロース市場に比べると、東証スタンダード市場への上場は不人気です。
吸収金額が大きく、上場同日には「ヒューマンテクノロジーズ(5621)」も上場するので、資金分散しやすく上場スケジュールもマイナス材料です。
早稲田学習研究会(5869)の上場初日の初値予想
早稲田学習研究会(5869)の上場初日における、初値決定前の気配値の上限価格と下限価格は以下の通りです。
公募価格 | 970円 |
---|---|
気配値の上限価格 | 2,231円 |
気配値の下限価格 | 728円 |
上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。
- 気配値の上限価格:公開価格の2.3倍
- 気配値の下限価格:公開価格の0.75倍
好材料と悪材料を踏まえ、上場初日の初値をざっくりと予想してみます。
上場初日の初値は公開価格前後か
- 上場市場:東証スタンダード
- 想定時価総額:99億円
- 吸収金額:38億円
- 当選株数合計:3,922,100株
公開株数が多く需給関係が良好とは言えませんが、業績は安定的で購入単価が低い(公開価格は970円)IPOは初値が上昇しやすい傾向があります。
東証グロース市場に比べると東証スタンダード市場への上場は不人気で、吸収金額が大きく上場同日には「ヒューマンテクノロジーズ(5621)」も上場するので資金分散しやすい点も否めません。
配当実績があるのは好印象ですが、上場初日の初値は公開価格前後で落ち着くように思います。
主要な大株主には90日間のロックアップがかかっているので、初値形成後の売り圧力は低そうです。
予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。
実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。
引受価額は892.40円
初値が公募割れの場合、シンジケートカバー取引(誠意買い)が行われ、引受価額の892円あたりで寄り付く可能性があります。
早稲田学習研究会(5869)のIPOセカンダリー投資 まとめ
早稲田学習研究会(5869)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。
- 業績は安定的で配当実績あり
- 公開株数が多い
- 公開価格は970円
- 主要な大株主には90日間のロックアップがかかっている
- 上場市場は東証スタンダード
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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