画像出典:auカブコム証券
MUFGグループのネット証券会社であるauカブコム証券。
この記事では、auカブコム証券のIPOに関する基本情報をわかりやすく解説します。
具体的な内容は次のとおりです。
- auカブコム証券のIPO基本情報
- auカブコム証券のIPOの抽選方法とネット配分
- auカブコム証券のIPO実績
- auカブコム証券のIPOのメリット・デメリット
- auカブコム証券のIPOに申し込む方法
- auカブコム証券 IPOの抽選結果
さらに、IPOに当選した場合の購入意思表示や、主要ネット証券との口座開設数の比較なども紹介します。
auカブコム証券のIPO基本情報
IPO基本情報 | |
---|---|
IPO銘柄取扱数 (2021年度) |
42銘柄 |
主幹事数 (2021年度) |
0 |
口座数 | 150万口座以上 |
抽選方法 | 平等抽選 |
ネット配分 | ほぼ100% (抽選以外の配分あり) |
前受金 (事前資金) |
必要 |
入金タイミング | 購入申込時 |
IPO銘柄のNISA口座対応 | ○ |
上記の基本情報を踏まえ、特筆すべき点をピックアップしてみましょう。
auカブコム証券のIPOの抽選方法とネット配分
auカブコム証券のIPOは平等抽選を採用しており、ネット配分はほぼ100%です(抽選以外の配分があり)。
配分予定株数が一定数量に満たない場合は、全数量を抽選にて配分する仕組みになっています。
IPOの抽選方法
IPOの抽選方法は主に次の3つに分かれます。
- 一人一票制(平等抽選方式)
- 一口一票制(口座比例方式)
- ステージ制(個人優遇方式)
この3つの抽選方式は、それぞれ次のような特徴があります。
- 一人一票制(平等抽選方式)
-
一人一票制(平等抽選方式)は、一人(一口座)につき抽選権が一票となります。
資金量がどれだけ多くても当選確率は変わりません。
- 一口一票制(口座比例方式)
-
一口一票制(口座比例方式)の場合、一口の応募につき抽選権が1つ与えられます。
応募口数が多い(=資金量が多い)ほど当選確率が上がります。
- ステージ制(個人優遇方式)
-
ステージ制(個人優遇方式)では、預かり資産や取引実績などによって当選確率が変わります。
資金量が多いほど当選確率は上がりやすくなります。
auカブコム証券のIPO実績
auカブコム証券の過去5年分のIPO実績は次の通りです。
過去5年のIPO実績 | |
---|---|
年度 | 取扱銘柄数 |
2021年度 | 42 |
2020年度 | 19 |
2019年度 | 24 |
2018年度 | 25 |
2017年度 | 23 |
主要ネット証券のIPO取扱い銘柄数を比較
主要ネット証券のIPO取扱い銘柄数を比較してみましょう。
2021年度のIPO実績 | |
---|---|
証券会社名 | 取扱銘柄数 2021年度 |
SBI証券 | 122 |
楽天証券 | 74 |
マネックス証券 | 65 |
auカブコム証券 | 42 |
松井証券 | 56 |
auカブコム証券のIPOは当たりやすい?
他のネット証券に比べてIPO銘柄の取扱い数は少ないですが、auカブコム証券は「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」からの委託販売が多く回って来ます。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券は幹事を務めることも多く、 2021年はauカブコム証券でも42銘柄のIPOを取り扱っています。
主要ネット証券の口座開設数を比較
主要ネット証券の口座開設数を比較してみましょう。
主要ネット証券の口座開設数 | |
---|---|
証券会社名 | 口座開設数 |
SBI証券 | 800万口座以上 |
楽天証券 | 800万口座以上 |
マネックス証券 | 200万口座以上 |
auカブコム証券 | 150万口座以上 |
松井証券 | 130万口座以上 |
IPOでは口座開設数が多いほど、IPOの抽選に参加する人も多くなるので抽選倍率が上がります(=ライバルが多くなる)。
ネット証券のなかでもSBI証券と楽天証券は口座開設数が圧倒的に多いので、IPOの抽選倍率は高くなります。
auカブコム証券の口座開設数は約150万口座なので、IPOの抽選倍率は低い(=ライバルは少ない)方だと言えるでしょう。
IPOの当選確率を上げるには、何はさておきIPOの抽選機会を増やすことです。
まずは複数の証券会社に口座を開設して、IPOの抽選機会を増やすことが大事です。
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auカブコム証券のIPOのメリット・デメリット
auカブコム証券のIPOのメリット・デメリットをまとめておきます。
auカブコム証券のIPOメリット
auカブコム証券のIPOのメリットは次のとおりです。
- 三菱UFJモルガン・スタンレー証券からの委託販売が多い
- 他の証券会社に比べて口座開設数が少ない(=ライバルが少ない)
auカブコム証券のIPOデメリット
auカブコム証券のIPOのデメリットは次のとおりです。
- IPO銘柄の取扱いが少ない
auカブコム証券のIPOに申し込む方法
auカブコム証券のIPO(ブックビルディング)の申し込み方法は、
「ブックビルディング申込」と「購入申込」の2回申し込みする必要があります。
それぞれの流れを解説します。
ブックビルディング申込方法
- STEP1auカブコム証券の公式サイトで「新規公開株(IPO)」を選択auカブコム証券の公式サイトにログインして、上部メニューの「お取引」→「新規公開株(IPO)」を選択。
- STEP2「新規公開株銘柄選択」をクリック「新規公開株(IPO)」の画面で「新規公開株銘柄選択」をクリック。
- STEP3「ブックビル申込」をクリック「新規公開株銘柄選択」画面で申し込みたい銘柄を選択し「ブックビル申込」をクリック。
- STEP4申告み条件を入力して「確認画面へ」をクリック数量/価格を指定して「確認画面へ」をクリック。
※目論見書の確認が必要です。- 数量:最低株数の100株でOK(平等抽選の為)
- 価格:成行を選択(必ず抽選に参加できます)
- 目論見書:目論見書を確認する
- STEP5「申込する」をクリック申し込み内容を確認して「申込する」をクリック
「ブックビルディング申込」は以上で終了です。
購入申込方法
- STEP1auカブコム証券の公式サイトで専用申込み画面を表示auカブコム証券の公式サイトにログインして、上部メニューの「お取引」→「新規公開株(IPO)」を選択。
- STEP2「新規公開株申込照会」をクリック「新規公開株(IPO)」の画面で「新規公開株申込照会」をクリック。
- STEP3「購入申込」をクリック「ブックビルディング申込」をした銘柄が表示されたら「購入申込」をクリック。
※購入申し込みの期間になると取扱状況の欄が「購入申込受付中」と表示されます。
- STEP4申告み数量を入力して「確認画面へ」をクリック購入申込数量を入力して「確認画面へ」をクリック。
※目論見書の確認が必要です。
- STEP5「申込する」をクリック申し込み内容を確認してパスワードを入力し「申込する」をクリック。
「購入申込」は以上で終了です。
auカブコム証券のIPO(ブックビルディング)の申し込みは、
「ブックビルディング申込」と「購入申込」の2回申し込みするということを覚えておきましょう。
auカブコム証券IPOの抽選結果
auカブコム証券のIPOの抽選結果は、抽選が終わり次第、抽選日当日中に公式サイトに反映されます。
auカブコム証券の公式サイトにログイン後「お取引」→「現物株式」→「新規公開株(IPO)」→「申込照会」から確認できます。
auカブコム証券のIPO まとめ
auカブコム証券は、三菱UFJフィナンシャルグループのネット証券です。
同じグループには「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」があり、auカブコム証券のIPO銘柄は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が主幹事や幹事を務めるIPOの委託販売が多いです。
auユーザー&IPOインベスターにとっては欠かせない証券会社です。
- 三菱UFJモルガン・スタンレー証券が幹事を務める案件の委託販売が回ってきやすい
- 他の証券会社に比べて口座開設数が少ない
- IPOの抽選方法は平等抽選
- ネット配分はほぼ100%(抽選以外の配分があり)
- auカブコム証券のIPOは2回申し込みする必要があります。