【IPOセカンダリー投資】オートサーバー(5589) 上場初日の初値予想

【IPOセカンダリー投資】オートサーバー(5589) 上場初日の初値予想

【IPOセカンダリー投資】オートサーバー(5589) 上場初日の初値予想

SBI証券[旧イー・トレード証券]

(火)に東証スタンダード市場に上場する「オートサーバー(5589)」。

「オートサーバー(5589)」の事業内容や

上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、

初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。

IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。

この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。

オートサーバー(5589)のIPOセカンダリー評価

事業内容 2.5
業績 3
公開株数 2
上場日程 2.5
ロックアップ 4
IPOセカンダリー評価:14/25

オートサーバー(5589)のIPO詳細

企業名 株式会社オートサーバー(AUTO SERVER Co.,LTD.)
企業ホームページ https://www.autoserver.co.jp/
銘柄コード 5589
市場 東証スタンダード
業種 情報・通信業
主幹事
引受幹事
(委託幹事含む)
BB(ブックビルディング)期間 2023年9/7(木)~9/13(水)
仮条件 2,400円 ~ 2,670円
上場日 (火)
公開価格 2,670円
購入申込期間 2023年9/15(金)~9/21(木)
公募株数 400,000株
売出し株数 1,600,000株
OA(オーバーアロットメント) 300,000株
当選株数合計 2,300,000株
想定時価総額 181.6億円
吸収金額 61.4億円
  • ※想定時価総額は公開価格で計算
    公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算
  • ※吸収金額は当選株数合計で計算
    公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算

オートサーバー(5589)の主要株主とロックアップ

株主名 比率 ロックアップ
朝日ホールディングス(株) 81.98% 180日
髙田 典明(代表取締役) 8.77% 180日
萩原 外志仁 2.82% 180日
(株)ACエナジー 1.78%
山本 林 0.44% 180日
(株)富商 0.40% 180日
山岸 正典 0.27% 180日
吉田 昌延 0.27% 180日
大須賀 喜裕 0.25% 180日
石津 健吾 0.21% 180日

オートサーバー(5589)の事業内容

オートサーバー(5589)の事業内容画像出典:オートサーバー

オートサーバー(5589)の主な事業内容は、中古車取扱事業者を対象とする中古車のオークション代行サービスおよび業者間売買の仲介サービスの提供などを行っています。

オートサーバー(5589)の事業内容詳細は以下の通りです。

オートサーバー(5589)の事業内容詳細画像出典:オートサーバー/目論見書

オートサーバー(5589)の主要サービスは以下の通りです。

オートサーバー(5589)の主要サービス画像出典:オートサーバー/目論見書

ASNETの特徴は以下の通りです。

ASNETの特徴は以下の通りです。画像出典:オートサーバー/目論見書

オートサーバー(5589)の業績

オートサーバー(5589)の業績について。

オートサーバー(5589)の業績画像出典:kabutan

売上が伸び悩み気味で、業績は横ばいといった感じです。

第2四半期時点で売上約2,899百万円、経常利益は1,066百万円を達成しています。

オートサーバー(5589)の業績(第2四半期時点)画像出典:kabutan

オートサーバー(5589)の主要な経営指標等の推移は次の通りです。

オートサーバー(5589)の主要な経営指標等の推移オートサーバー(5589)の主要な経営指標等の推移画像出典:オートサーバー/目論見書

オートサーバー(5589)の上場初日における好材料と悪材料

オートサーバー(5589)のIPOセカンダリー投資を考える上で、上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。

オートサーバー(5589)の上場初日における好材料

安定して配当を行っており、今期の配当金はは55円の予定です。

売り圧力となりそうな、持ち株比率の高い大株主には180日間のロックアップがかかっています。

オートサーバー(5589)の上場初日における悪材料

吸収金額が大きく、東証グロース市場に比べると、東証スタンダード市場への上場は不人気です。

上場同日には「ネットスターズ(5590)」も上場するので、資金分散しやすく上場スケジュールもマイナス材料です。

オートサーバー(5589)の上場初日の初値予想

オートサーバー(5589)の上場初日における、初値決定前の気配値の上限価格と下限価格は以下の通りです。

【オートサーバー(5589) 初値決定前の気配値】
公募価格 2,670円
気配値の上限価格 6,150円
気配値の下限価格 2,003円

上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。

  • 気配値の上限価格:公開価格の2.3倍
  • 気配値の下限価格:公開価格の0.75倍

好材料と悪材料を踏まえ、上場初日の初値をざっくりと予想してみます。

初値は公開価格前後か

オートサーバー(5589)
  • 上場市場:東証スタンダード
  • 想定時価総額:181.6億円
  • 吸収金額:61.4億円
  • 当選株数合計:2,300,000株

吸収金額が大きく、IPOでは不人気のスタンダード市場への上場です。

業績もほぼ横ばいで、将来的な成長がイメージしづらい印象を受けます。

9月末はIPOが集中しており、上場同日にはネットスターズ(5590)も上場予定です。

安定した配当を行っているのは好印象ですが、資金分散しやすい点を考えても積極的には買いずらい印象が否めません。

これといった好材料に乏しく、上場初日の初値は公開価格前後になるように思います。

予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。

実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。

引受価額は2,456.40円

初値が公募割れの場合、

シンジケートカバー取引(誠意買い)が行われ、

引受価額の2,456円あたりで寄り付く可能性があります。

シンジケートカバー取引は、オーバーアロットメントによる売出し実施時に引受証券会社が、発行会社の株主から借り受けた株式の調達・返還のために行われます。

シンジケートカバー取引は株価下落時に行われ、取引の期間は申込期間の終了日の翌日から最長30日間と定められています。

本来であれば引受証券会社は、株価が低くなればなるほど利益がでますが、引受価額付近で買い戻す傾向があることから、“誠意買い”とも呼ばれています。

シンジケートカバー取引は株価の下支え効果がありますが、オーバーアロットメントによる売出し株数が上限となっているので、効果は限定的です。

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オートサーバー(5589)のIPOセカンダリー投資 まとめ

オートサーバー(5589)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。

  • 売上が伸び悩んでおり業績は横ばい
  • 今期の配当金は55円の予定
  • 成長性をイメージしづらい事業内容
  • 吸収金額が大きい
  • 持ち株比率の高い大株主には180日間のロックアップがかかっている
  • 上場市場は東証スタンダード

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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