(月)に東証スタンダード市場に上場する「ジェイ・イー・ティ(6228)」。
「ジェイ・イー・ティ(6228)」の事業内容や
上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、
初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。
IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。
この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。
ジェイ・イー・ティ(6228)のIPOセカンダリー評価
事業内容 | 4 |
---|---|
業績 | 3.5 |
公開株数 | 2.5 |
上場日程 | 4 |
ロックアップ | 4 |
ジェイ・イー・ティ(6228)のIPO詳細
企業名 | 株式会社ジェイ・イー・ティ(J.E.T. Co., LTD.) |
---|---|
企業ホームページ | https://www.globaljet.jp/ |
銘柄コード | 6228 |
市場 | 東証スタンダード |
業種 | 機械 |
主幹事 | |
引受幹事 (委託幹事含む) |
|
BB(ブックビルディング)期間 | 2023年9/7(木)~9/13(水) |
仮条件 | 4,300円 ~ 4,630円 |
上場日 | (月) |
公開価格 | 4,630円 |
購入申込期間 | 2023年9/15(金)~9/21(木) |
公募株数 | 600,000株 |
売出し株数 | 800,000株 |
OA(オーバーアロットメント) | 210,000株 |
当選株数合計 | 1,610,000株 |
想定時価総額 | 207.9億円 |
吸収金額 | 74.5億円 |
- ※想定時価総額は公開価格で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算 - ※吸収金額は当選株数合計で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算
ジェイ・イー・ティ(6228)の主要株主とロックアップ
株主名 | 比率 | ロックアップ |
---|---|---|
ZEUS CO.,LTD. | 98.14% | 180日 |
房野 正幸(代表取締役) | 0.48% | 180日 |
平井 洋行 | 0.36% | 180日 |
増田 隆 | 0.29% | 180日 |
HiCAP3号投資事業有限責任組合 | 0.27% | 90日 1.5倍 |
問田 宗寿 | 0.24% | 180日 |
小野 保 | 0.13% | 180日 |
今井 志郎 | 0.09% | 180日 |
ジェイ・イー・ティ(6228)の事業内容
画像出典:ジェイ・イー・ティ
ジェイ・イー・ティ(6228)の主な事業内容は、半導体洗浄装置の開発・設計、製造、販売およびこれらに関連する保守・サービスなどを行っています。
ジェイ・イー・ティ(6228)の事業内容詳細は以下の通りです。
画像出典:ジェイ・イー・ティ/目論見書
ジェイ・イー・ティ(6228)の製品は以下の通りです。
画像出典:ジェイ・イー・ティ/目論見書
ジェイ・イー・ティ(6228)グループの強みは以下の通りです。
画像出典:ジェイ・イー・ティ/目論見書
ジェイ・イー・ティ(6228)グループの拠点は以下の通りです。
画像出典:ジェイ・イー・ティ/目論見書
ジェイ・イー・ティ(6228)の業績
ジェイ・イー・ティ(6228)の業績について。
画像出典:kabutan
安定した業績で、第2四半期時点で売上約11,724百万円、経常利益は944百万円を達成しています。
画像出典:kabutan
ジェイ・イー・ティ(6228)の主要な経営指標等の推移(連結)は次の通りです。
画像出典:ジェイ・イー・ティ/目論見書
ジェイ・イー・ティ(6228)の主要な経営指標等の推移(単独)は次の通りです。
画像出典:ジェイ・イー・ティ/目論見書
ジェイ・イー・ティ(6228)の上場初日における好材料と悪材料
ジェイ・イー・ティ(6228)のIPOセカンダリー投資を考える上で、上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。
ジェイ・イー・ティ(6228)の上場初日における好材料
半導体関連事業はIPOで人気が高いです。
売り圧力となりそうな、持ち株比率の高い大株主には180日間のロックアップがかかっています。
ジェイ・イー・ティ(6228)の上場初日における悪材料
吸収金額が大きく、東証グロース市場に比べると、東証スタンダード市場への上場は不人気です。
ジェイ・イー・ティ(6228)の上場初日の初値予想
ジェイ・イー・ティ(6228)の上場初日における、初値決定前の気配値の上限価格と下限価格は以下の通りです。
公募価格 | 4,630円 |
---|---|
気配値の上限価格 | 10,650円 |
気配値の下限価格 | 3,475円 |
上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。
- 気配値の上限価格:公開価格の2.3倍
- 気配値の下限価格:公開価格の0.75倍
好材料と悪材料を踏まえ、上場初日の初値をざっくりと予想してみます。
初値は多少の上昇(公開価格以上)は期待できそう
- 上場市場:東証スタンダード
- 想定時価総額:207.9億円
- 吸収金額:74.5億円
- 当選株数合計:1,610,000株
IPOでは人気が高い半導体関連事業。
業績も安定しており、半導体関連事業は活況なので今後も需要が見込めそうです。
吸収金額が大きく、IPOでは不人気のスタンダード市場への上場ですが、上場初日の初値は多少の上昇(公開価格以上)は期待できると思います。
一部株主(VC)のロックアップが公開価格の1.5倍で解除されますが、持ち株比率はそれほど高くはない(0.27%)です。
想定価格が高い(4,630円)ので、初値形成後は株価が乱高下しやすいと思います。
予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。
実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。
引受価額は4,259.60円
初値が公募割れの場合、
シンジケートカバー取引(誠意買い)が行われ、
引受価額の4,259円あたりで寄り付く可能性があります。
シンジケートカバー取引は、オーバーアロットメントによる売出し実施時に引受証券会社が、発行会社の株主から借り受けた株式の調達・返還のために行われます。
シンジケートカバー取引は株価下落時に行われ、取引の期間は申込期間の終了日の翌日から最長30日間と定められています。
本来であれば引受証券会社は、株価が低くなればなるほど利益がでますが、引受価額付近で買い戻す傾向があることから、“誠意買い”とも呼ばれています。
シンジケートカバー取引は株価の下支え効果がありますが、オーバーアロットメントによる売出し株数が上限となっているので、効果は限定的です。
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ジェイ・イー・ティ(6228)のIPOセカンダリー投資 まとめ
ジェイ・イー・ティ(6228)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。
- 業績は好調で安定している
- IPOで人気が高い半導体関連事業
- 吸収金額が大きい
- 持ち株比率の高い大株主には180日間のロックアップがかかっている
- 上場市場は東証スタンダード
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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