(木)に東証グロース市場に上場する「jig.jp(ジグジェイピー)5244」。
「jig.jp(ジグジェイピー)5244」の事業内容や
上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、
初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。
IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。
この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。
jig.jp(5244)のIPOセカンダリー評価
事業内容 | 3.5 |
---|---|
業績 | 3.5 |
公開株数 | 1.5 |
上場日程 | 2 |
ロックアップ | 2 |
jig.jp(5244)のIPO詳細
企業名 | 株式会社jig.jp(jig.jp co.,ltd.) |
---|---|
企業ホームページ | https://www.jig.jp/ |
銘柄コード | 5244 |
市場 | 東証グロース |
業種 | 情報・通信業 |
主幹事 | |
引受幹事 (委託幹事含む) |
|
BB(ブックビルディング)期間 | 2022年12/7(水)~12/13(火) |
仮条件 | 310円 ~ 340円 |
上場日 | (木) |
公募価格 | 340円 |
購入申込期間 | 2022年12/15(木)~12/20(火) |
公募株数 | 57,000株 |
売出し株数 | 3,238,400株 |
OA(オーバーアロットメント) | 494,300株 |
当選株数合計 | 3,789,700株 |
想定時価総額 | 142.9億円 |
吸収金額 | 12.8億円 |
- ※想定時価総額は公開価格で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算 - ※吸収金額は当選株数合計で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算
jig.jp(5244)の主要株主とロックアップ
株主名 | 比率 | ロックアップ |
---|---|---|
福野 泰介 | 23.35% | 180日間 |
インキュベイトキャピタル5号投資事業有限責任組合 | 22.95% | 90日間 1.5倍 |
赤浦 徹 | 11.83% | 180日間 |
岸 周平 | 11.54% | 180日間 |
WiL Fund I, L.P. | 9.17% | 90日間 1.5倍 |
蜂屋 浩一 | 8.20% | 継続保有 |
B Dash Fund3号投資事業有限責任組合 | 5.50% | 90日間 1.5倍 |
占部 哲之(代表取締役) | 1.40% | 180日間 |
(株)セレス | 0.91% | 90日間 1.5倍 |
野沢 知史 | 0.89% | 180日間 |
jig.jp(5244)の事業内容
画像出典:jig.jp
jig.jp(5244)の主な事業内容は、
ライブ配信事業「ふわっち」を中心とした一般消費者向け関連事業および自治体向け・企業向け関連事業を行っています。
画像出典:jig.jp/目論見書
jig.jp(5244)の収益構造とKPI推移は次の通りです。
画像出典:jig.jp/目論見書
jig.jp(5244)の強みは次の通りです。
画像出典:jig.jp/目論見書
jig.jp(5244)の今後の戦略は次の通りです。
画像出典:jig.jp/目論見書
jig.jp(5244)の業績
jig.jp(5244)の業績について。
売上高が急拡大しており、前期は赤字でしたが今期は黒字予想です。
画像出典:kabutan
第2四半期時点で売上約5,126百万円、
経常利益は427百万円を達成しています。
画像出典:kabutan
jig.jp(5244)経営指標等の推移は次の通りです。
画像出典:jig.jp/目論見書
jig.jp(5244)の上場初日における好材料と悪材料
jig.jp(5244)のIPOセカンダリー投資を考える上で、
上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。
jig.jp(5244)の上場初日における好材料
想定価格が非常に低く(500円以下)、IPOでは人気化しそうな事業内容です。
jig.jp(5244)の上場初日における悪材料
公開価格の1.5倍でロックアップが外れる株主がいます。
この日はコーチ・エィ(9339)も上場するので、資金分散しやすく上場スケジュールもマイナス材料です。
jig.jp(5244)の上場初日の初値予想
jig.jp(5244)の
上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は以下の通りです。
公募価格 | 340円 |
---|---|
気配値の上限価格 | 782円 |
気配値の下限価格 | 255円 |
上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。
- 気配値の上限価格:公開価格の2.3倍
- 気配値の下限価格:公開価格の0.75倍
好材料と悪材料を踏まえ、
上場初日の初値をざっくりと予想してみます。
上場初日の初値は上昇(公開価格以上)が期待できそう
東証グロース市場への上場で
想定時価総額が142.9億円で、
吸収金額は12.8億円です。
想定価格が非常に低く、事業内容的にも人気化しそうなIPOです。
業績も今期は黒字が見えており、まだ成長が期待できそうです。
公開株数が多く、12月のIPOラッシュ真っ只中で資金分散するのは否めませんが、期待先行で買いが集まりやすそうです。
上場初日の初値は上昇(公開価格以上)が期待できそうです
主要な大株主のロックアップが1.5倍で外れるので、初値形成後は売り圧力となりそうです。
初値が公募割れの場合、
シンジケートカバー取引(誠意買い)が行われ、
引受価額の312円あたりで寄り付く可能性があります。
シンジケートカバー取引は、オーバーアロットメントによる売出し実施時に引受証券会社が、発行会社の株主から借り受けた株式の調達・返還のために行われます。
シンジケートカバー取引は株価下落時に行われ、取引の期間は申込期間の終了日の翌日から最長30日間と定められています。
本来であれば引受証券会社は、株価が低くなればなるほど利益がでますが、引受価額付近で買い戻す傾向があることから、“誠意買い“とも呼ばれています。
シンジケートカバー取引は株価の下支え効果がありますが、オーバーアロットメントによる売出し株数が上限となっているので、効果は限定的です。
予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。
実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。
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jig.jp(5244)のIPOセカンダリー投資 まとめ
jig.jp(5244)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。
- 売上高が急拡大しており今期は黒字予想
- IPOでは人気化しそうな事業内容
- 公開価格の1.5倍でロックアップが外れる株主がいる
- 公開株数は多いが想定価格が低い
- 上場市場は東証グロース
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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