(金)に東証グロース市場に上場を予定している「S&J(エスアンドジェイ)5599」。
「S&J(5599)」の事業内容や
上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、
初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。
IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。
この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。
S&J(5599)のIPOセカンダリー評価
事業内容 | 3 |
---|---|
業績 | 3.5 |
公開株数 | 2.5 |
上場日程 | 3 |
ロックアップ | 5 |
S&J(5599)のIPO詳細
企業名 | S&J株式会社(S&J Corporation) |
---|---|
企業ホームページ | https://www.sandj.co.jp/ |
銘柄コード | 5599 |
市場 | 東証グロース |
業種 | 情報・通信業 |
主幹事 |
|
引受幹事 (委託幹事含む) |
|
BB(ブックビルディング)期間 | 2023年11/29(水) ~ 12/5(火) |
仮条件 | 1,200円 ~ 1,320円 |
上場日 | (金) |
公開価格 | 1,320円 |
購入申込期間 | 2023年12/7(木) ~ 12/12(火) |
公募株数 | 480,000株 |
売出し株数 | 1,110,000株 |
OA(オーバーアロットメント) | 238,500株 |
当選株数合計 | 1,828,500株 |
想定時価総額 | 72.1億円 |
吸収金額 | 24.1億円 |
- ※想定時価総額は公開価格で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算 - ※吸収金額は当選株数合計で計算
公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算
S&J(5599)の主要株主とロックアップ
株主名 | 比率 | ロックアップ |
---|---|---|
(株)マクニカ | 45.83% | 180日 |
三輪 信雄(代表取締役) | 24.75% | 180日 |
(株)BNP | 11.00% | 180日 |
マクニカ・インベストメント・パートナーズ | 6.78% | 保有株は全株売出し |
石川 剛 | 5.13% | 180日 |
上原 孝之 | 0.92% | 180日 |
經田 洋平 | 0.92% | 180日 |
半澤 幸一 | 0.64% | 180日 |
村上 雅則 | 0.55% | 継続保有 |
遠藤 弘樹 | 0.37% | 継続保有 |
※ロックアップ条項のないマクニカ・インベストメント・パートナーズの保有株は全株売出しです。
S&J(5599)の事業内容
画像出典:S&J
S&J(5599)の主な事業内容は、コンサルティングサービスとセキュリティ監視・運用サービスであるSOCサービスを提供するサイバーセキュリティ事業を行っています。
S&J(5599)の事業内容詳細は以下の通りです。
画像出典:S&J/目論見書
画像出典:S&J/目論見書
画像出典:S&J/目論見書
S&J(5599)の事業系統図は以下の通りです。
画像出典:S&J/目論見書
S&J(5599)の業績
S&J(5599)の業績について。
画像出典:kabutan
2024年3月期の第2四半期時点で売上713百万円、経常利益115百万円を達成しております。
画像出典:kabutan
S&J(5599)の主要な経営指標等の推移は次の通りです。
画像出典:S&J/目論見書
S&J(5599)の上場初日における好材料と悪材料
S&J(5599)のIPOセカンダリー投資を考える上で、上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。
S&J(5599)の上場初日における好材料
主要な大株主には180日間のロックアップがかかっています。
売上が右肩上がりで成長しており業績が好調なのも好印象です。
S&J(5599)の上場初日における悪材料
今回の上場はマクニカホールディングス(3132)との親子上場となり、親子上場はネガティブ視される傾向があります。
上場同日には「魁力屋(5891)」も上場するので、資金分散しやすく上場スケジュールもマイナス材料です。
S&J(5599)の上場初日の初値予想
S&J(5599)の上場初日における、初値決定前の気配値の上限価格と下限価格は以下の通りです。
公募価格 | 1,320円 |
---|---|
気配値の上限価格 | 3,040円 |
気配値の下限価格 | 990円 |
上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。
- 気配値の上限価格:公開価格の2.3倍
- 気配値の下限価格:公開価格の0.75倍
好材料と悪材料を踏まえ、上場初日の初値をざっくりと予想してみます。
東海東京証券が主幹事のIPO案件
- 上場市場:東証グロース
- 想定時価総額:72.1億円
- 吸収金額:24.1億円
- 当選株数合計:1,828,500株
主幹事を務める機会が少ない東海東京証券が主幹事のIPOです。
マクニカホールディングス(3132)との親子上場で、公開株数も少なくはないので、どれだけ買いが集まるのかが気になるところです。
直近のIPO市況は選別が激しいですが、業績が好調なことなどを総合的に判断すると、初値高騰は厳しいかもしれませんが、多少の上昇(公開価格以上)は期待できるように思います。
主要な大株主には180日間のロックアップがかかっており、ロックアップ条項のないマクニカ・インベストメント・パートナーズの保有株は全株売出しなので初値形成後の売り圧力は低そうです。
予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。
実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。
引受価額は1,214.40円
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S&J(5599)のIPOセカンダリー投資 まとめ
S&J(5599)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。
- 売上が右肩上がりで成長しており業績が好調
- マクニカホールディングス(3132)との親子上場
- 公開価格は1,320円
- 主要な大株主には180日間のロックアップがかかっている
- 上場市場は東証グロース
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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