SBI証券のIPOは当たりやすい?抽選方法やネット配分、ペナルティの条件などを解説

SBI証券のIPOに申し込む方法と抽選方法やネット配分、メリット・デメリットを解説

SBI証券のIPOは当たりやすい?抽選方法やネット配分、ペナルティの条件などを解説

SBI証券画像出典:SBI証券

IPO銘柄の取扱数が業界トップのSBI証券。

この記事では、SBI証券のIPOに関する基本情報をわかりやすく解説します。

具体的な内容は次のとおりです。

  • SBI証券のIPO基本情報
  • SBI証券のIPOの抽選方法とネット配分
  • SBI証券のIPO実績
  • SBI証券のIPOのメリット・デメリット
  • SBI証券のIPOに申し込む方法

さらに、5大ネット証券との口座開設数の比較なども紹介します。

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SBI証券のIPO基本情報

【SBI証券】
SBI証券のIPO基本情報
IPO銘柄取扱数
(2021年度)
122銘柄銘柄
主幹事数
(2021年度)
21
口座数 800万口座以上
※SBIグループ全体
抽選方法 口座比例抽選
IPOチャレンジP
裁量配分
ネット配分 60%(口座比例抽選)
30%(IPOチャレンジP)
10%(裁量配分)
前受金
(事前資金)
必要
入金タイミング 抽選日
IPO銘柄のNISA口座対応

上記の基本情報を踏まえ、特筆すべき点をピックアップしてみましょう。

SBI証券のIPOの抽選方法とネット配分

SBI証券のIPOの抽選方法は、60%が一口一票制(口座比例方式)で行われます。

一口一票制(1単元1票)とは、一口の応募につき抽選権が1つ与えられます。

つまり、SBI証券のIPOは資金量が多いほど当選確率もアップします。

IPOの抽選方法は主に次の3つに分かれます。

  • 一人一票制(平等抽選方式)
  • 一口一票制(口座比例方式)
  • ステージ制(個人優遇方式)

この3つの抽選方式は、それぞれ次のような特徴があります。

一人一票制(平等抽選方式)

一人一票制(平等抽選方式)は、一人(一口座)につき抽選権が一票となります。

資金量がどれだけ多くても当選確率は変わりません。

一口一票制(口座比例方式)

一口一票制(口座比例方式)の場合、一口の応募につき抽選権が1つ与えられます。

応募口数が多い(=資金量が多い)ほど当選確率が上がります。

ステージ制(個人優遇方式)

ステージ制(個人優遇方式)では、預かり資産や取引実績などによって当選確率が変わります。

資金量が多いほど当選確率は上がりやすくなります。

SBI証券のIPOの抽選では60%が一口一票制(口座比例方式)で行われ、落選した人の中から30%がIPOチャレンジポイントの多い人から順に配分されます。

残りの10%については、SBI証券での取引実績などにより裁量的に配分されるようです。

詳細については、SBI証券の資料「募集等に係る株券等の顧客への配分に係る基本方針」の一部を抜粋しておきます。

抽選は、ブックビルディング期間中に当社WEBサイトを通じて行われた需要申告の申込みを対象に、抽選日(発行価格決定日の午後6時以降)に当社が行います。

この場合、当社が配分する数量のうち、個人のお客様への配分予定数量の60%を当該抽選に付すことといたします。

尚、一のお客様への当選数量には、上限を設けるものといたします。

抽選にあたっては、抽選対象となる需要申告のお申込み単元毎に番号(乱数)を付し、その番号を対象に抽選を行います。

個人のお客様への配分予定数量の30%については、上記抽選の結果当選されなかった個人のお客様のお申込分を対象に、予め当該お客様に指定いただいたIPOチャレンジポイント数に応じて、指定IPO チャレンジポイント数の多いお客様から順 に配分するものといたします。

指定IPO チャレンジポイント数が同一のお客様が複数おられる場合は、抽選により順位をつけさせていただきます。尚、お客様一人当たりの配分数量には、上限を設けるものといたします。

個人のお客様への残り10%については、前述の方法により配分されなかったお客様のお申込分を対象に、お客様の投資についての知識・経験・資力といった「適合性の原則」の徹底を留意しつつ、当社との取引状況等を踏まえて当社が定めた配分基準に従い配分先を決定いたします。

出典:SBI証券/募集等に係る株券等の顧客への配分に係る基本方針

SBI証券はIPOキャンセル時のペナルティがない

IPOは当選後にキャンセル(辞退)すると、その後一定期間IPOの申込みができなくなるなどのペナルティを設けている証券会社があります。

SBI証券のIPOに関しては、当選後にキャンセルしてもペナルティはありません。

あまり初値が期待できなさそうなIPOの場合、当選してもキャンセルしたいと思うこともあるでしょう。

そのようなときでもSBI証券はペナルティがないので安心です。

とりあえずIPOに申し込んで、外れたときはIPOチャレンジポイントをもらい、初値が期待できないと思えばキャンセルするというスタンスでIPOに参加することができます。

※当選したIPOは「全てを購入」するか「全てキャンセル」するかしかなく、一部だけキャンセルするということはできません。

SBI証券のIPO実績

SBI証券の過去10年分のIPO実績は次の通りです。

【SBI証券のIPO実績】
過去10年のIPO実績
年度 取扱銘柄数
2021年度 122
2020年度 85
2019年度 82
2018年度 86
2017年度 86
2016年度 76
2015年度 82
2014年度 65
2013年度 44
2012年度 38

5大ネット証券のIPO取扱い銘柄数を比較

5大ネット証券のIPO取扱い銘柄数を比較してみましょう。

【5大ネット証券のIPO銘柄取い扱実績】
2021年度のIPO実績
証券会社名 取扱銘柄数
2021年度
SBI証券 122
楽天証券 74
マネックス証券 65
auカブコム証券 42
松井証券 56

は122銘柄ものIPOを取り扱っており、5大ネット証券の中でも断トツに多いことがわかります。

SBI証券のIPOは当たりやすい?

SBI証券はIPO銘柄の取扱数が圧倒的に多く、主幹事だけではなく引受幹事の実績も豊富です。

主幹事証券は他の証券会社よりIPOの割り当て数が多いので、その分当選のチャンスは広がるといえるでしょう。

しかし、SBI証券の場合は口座開設数も圧倒的に多く、IPOでは口座開設数が多いほど、IPOの抽選に参加する人も多くなるので抽選倍率が上がります。

5大ネット証券の口座開設数を比較

5大ネット証券の口座開設数を比較してみましょう。

5大ネット証券の口座開設数
証券会社名 口座開設数
SBI証券 800万口座以上
楽天証券 800万口座以上
マネックス証券 200万口座以上
auカブコム証券 150万口座以上
松井証券 130万口座以上

5大ネット証券のなかでもSBI証券と楽天証券は口座開設数が圧倒的に多いので、IPOの抽選倍率は高くなります。

そのため、IPOの取扱い銘柄数や主幹事実績が豊富だからといって、一概には当選しやすいといえないでしょう。

IPOの当選確率を上げるには、何はさておきIPOの抽選機会を増やすことです。

まずは複数の証券会社に口座を開設して、IPOの抽選機会を増やすことが大事です。

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SBI証券のIPOのメリット・デメリット

SBI証券のIPOのメリット・デメリットをまとめておきます。

SBI証券のIPOメリット

SBI証券のIPOのメリットは次のとおりです。

  • IPO銘柄の取扱いが多く主幹事実績も豊富(=IPOの割り当て数が多い)
  • キャンセル時のペナルティがない
  • 外れたときはIPOチャレンジポイントがもらえる

SBI証券のIPOデメリット

SBI証券のIPOのデメリットは次のとおりです。

  • 資金量によって当選確率が変わる
  • 他の証券会社に比べて口座開設数が多い(=ライバルが多い)

SBI証券のIPOに申し込む方法

SBI証券のIPO(ブックビルディング)の申し込みの流れは次のようになります。

SBI証券 IPO申込みの流れ
  • STEP1
    SBI証券のサイトにログイン
    SBI証券の公式サイトにログインし、上部メニューの「国内株式」タブの「IPO・PO」をクリック。
    SBI証券 IPO申し込みの流れ①
  • STEP2
    「新規上場株式ブックピルディング/購入意思表示」をクリック
    新規上場株式 公募増資・売出ブックビルディング情報の画面で「新規上場株式ブックピルディング/購入意思表示」をクリック。
    SBI証券 IPO申し込みの流れ②
  • STEP3
    申し込みたいIPOを選択
    申し込みたいIPOの「申込」をクリック。
    ※初めてIPOに申し込む場合は「目論見書電子交付サービス承諾状況」の「承諾画面」より「承諾する」を選択する(画像は承諾済み)
    SBI証券 IPO申し込みの流れ③

  • STEP4
    必要事項を入力
    ブックビルディングの申込み画面で「申込株数」・「価格」・「IPOチャレンジポイント」・「取引パスワード」を入力して「申込確認画面へ」をクリック。
    SBI証券 IPO申し込みの流れ④
    ※IPOに当たるためには仮条件の上限の値を入れる。
    ※価格の「ストライクプライス」とは、仮条件の上限価格が変更となった場合、変更後の上限価格での申し込みとなる。
    ※価格がいくらになっても購入したい時は「ストライクプライス」を選択するといいと思います。
  • STEP5
    申込確認画面で「申込み」をクリック
    申込確認画面で入力内容を確認して「申込」をクリック
    SBI証券 IPO申し込みの流れ

※抽選結果や購入意思表示の日程などは、IPO銘柄の申込画面で確認できます。(上記画像ではSTEP3の画面)

※必要に応じて当選/補欠当選通知メールの登録をしておくといいと思います。(上記画像ではSTEP4の画面)

SBI証券のIPO まとめ

SBI証券のIPOは、なんといっても圧倒的な取り扱い銘柄数の多さが魅力です。

IPOに外れても「IPOチャレンジポイント」がもらえたり、当選後にキャンセルしてもペナルティはありません。

口座開設数が多いので抽選倍率は高くなりますが、IPO愛好家にとっては欠かせない証券会社であるのは間違いありません。

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