【IPOセカンダリー投資】GENDA(ジェンダ)9166 上場初日の初値予想

【IPOセカンダリー投資】GENDA(ジェンダ)9166 上場初日の初値予想

【IPOセカンダリー投資】GENDA(ジェンダ)9166 上場初日の初値予想

SBI証券[旧イー・トレード証券]

(金)に東証グロース市場に上場する「GENDA(ジェンダ)9166」。

「GENDA(9166)」の事業内容や

上場初日における好材料や悪材料を踏まえ、

初値予想などを含めたIPOセカンダリー投資を考察します。

IPOセカンダリー投資についてはさまざま解釈があります。

この記事では、IPO株(新規公開株)が上場した直後に値動きの大きいタイミングで投資して、短期で利益を狙う投資手法のことをIPOセカンダリー投資としています。

GENDA(9166)のIPOセカンダリー評価

事業内容 3
業績 3
公開株数 1
上場日程 3
ロックアップ 5
IPOセカンダリー評価:15/25

GENDA(9166)のIPO詳細

企業名 株式会社GENDA(GENDA Inc.)
企業ホームページ https://genda.jp/
銘柄コード 9166
市場 東証グロース
業種 サービス業
主幹事
引受幹事
(委託幹事含む)
BB(ブックビルディング)期間 2023年7/11(火)~7/18(火)
仮条件 1,740円 ~ 1,770円
上場日 (金)
公開価格 1,770円
購入申込期間 2023年7/20(木)~7/25(火)
公募株数 2,200,000株
売出し株数 5,591,000株
OA(オーバーアロットメント) 1,168,600株
当選株数合計 8,959,600株
想定時価総額 601.3億円
吸収金額 158.5億円
  • ※想定時価総額は公開価格で計算
    公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算
  • ※吸収金額は当選株数合計で計算
    公開価格決定前は想定価格や仮条件の上限価格で計算

GENDA(9166)の主要株主とロックアップ

株主名 比率 ロックアップ
吉村英毅・ミダスB投資事業有限責任組合 42.92% 180日
片岡 尚 16.85% 180日
ミダスキャピタルGファンド有限責任事業組合 13.73% 180日
申 真衣(代表取締役) 5.66% 180日
合同会社シンマイ 2.96% 180日
マリンフード(株) 2.29% 180日
(株)グローウィング 2.29% 180日
コタエル信託(株) 1.35% 180日
GPエンターテイメント投資事業有限責任組合 1.14% 180日
Soltec Investments Pte. Ltd. 1.14% 180日

GENDA(9166)の事業内容

GENDA(9166)の事業内容画像出典:GENDA

GENDA(9166)の主な事業内容は、

グループ傘下の複数のエンターテイメント事業会社の経営支援に従事する純粋持株会社。主力事業は「GiGO」ブランドを主としたアミューズメント施設約250店舗の運営を行っています。

GENDA(9166)グループの概要は以下の通りです。

GENDA(9166)グループの概要画像出典:GENDA/目論見書

アミューズメント施設運営の事業内容は次の通りです。

アミューズメント施設運営の事業内容アミューズメント施設運営の市場環境画像出典:GENDA/目論見書

GENDA(9166)の業績

GENDA(9166)の業績について。

2022年1月期からは連結決算となっています。

GENDA(9166)の業績画像出典:kabutan

着実に売上を伸ばし業績が堅調です。

第1四半期時点で売上約11,994百万円、経常利益は1,646百万円を達成しています。

GENDA(9166)の業績(第1四半期時点)画像出典:kabutan

GENDA(9166)の業績等の推移は次の通りです。

GENDA(9166)の業績等の推移GENDA(9166)の業績等の推移画像出典:GENDA/目論見書

GENDA(9166)の上場初日における好材料と悪材料

GENDA(9166)のIPOセカンダリー投資を考える上で、

上場初日における好材料と悪材料をピックアップしてみます。

GENDA(9166)の上場初日における好材料

主要な大株主には180日間のロックアップがかかっています。

GENDA(9166)の上場初日における悪材料

公募株数が多く、この日は「クオルテック(9165)」も上場するので、資金分散しやすく需給関係がネックです。

GENDA(9166)の上場初日の初値予想

GENDA(9166)の、

上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は以下の通りです。

【GENDA(9166) 初値決定前の気配値】
公募価格 1,770円
気配値の上限価格 4,075円
気配値の下限価格 1,328円

上場初日の初値決定前の気配値による上限価格と下限価格は次のように決まります。

  • 気配値の上限価格:公開価格の2.3倍
  • 気配値の下限価格:公開価格の0.75倍

好材料と悪材料を踏まえ、

上場初日の初値をざっくりと予想してみます。

初値は多少の上昇(公開価格以上)は期待できそう

GENDA(9166)
  • 上場市場:東証グロース
  • 想定時価総額:601.3億円
  • 吸収金額:158.5億円
  • 当選株数合計:8,959,600株

公開株数が非常に多く、需給関係がネックです。

事業内容的にも人気化は期待できないように思いますが、IPO市況が好調な点を考えると、初値は多少の上昇(公開価格以上)は期待できるかもしれません。

主要な大株主には180日間のロックアップがかかっていますが、初値が高くなり過ぎると初値形成後の売り圧力が強くなるので注意しましょう。

予想はあくまで独断と偏見によるもので投資を推奨するものではありません。また、掲載した情報に誤りがある場合もございます。

実際に投資を行う際は、あらゆる情報を考慮頂いた上で、自己の責任においてご判断頂きますようお願い致します。

引受価額は1,637.25円

初値が公募割れの場合、

シンジケートカバー取引(誠意買い)が行われ、

引受価額の1,637.25円あたりで寄り付く可能性があります。

シンジケートカバー取引は、オーバーアロットメントによる売出し実施時に引受証券会社が、発行会社の株主から借り受けた株式の調達・返還のために行われます。

シンジケートカバー取引は株価下落時に行われ、取引の期間は申込期間の終了日の翌日から最長30日間と定められています。

本来であれば引受証券会社は、株価が低くなればなるほど利益がでますが、引受価額付近で買い戻す傾向があることから、“誠意買い”とも呼ばれています。

シンジケートカバー取引は株価の下支え効果がありますが、オーバーアロットメントによる売出し株数が上限となっているので、効果は限定的です。

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GENDA(9166)のIPOセカンダリー投資 まとめ

GENDA(9166)のIPOセカンダリー投資についてまとめておきます。

  • 業績は堅調
  • IPO銘柄としてのインパクトに欠ける
  • 公開株数が非常に多く需給関係がネック
  • 主要な大株主には180日間のロックアップがかかっている
  • 上場市場は東証グロース

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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